車用のハイパワーインバータを使ってみました

 

2000W表示のハイパワーインバータを使ってみました。


もともと1000W表示のインバータで、小型の電子レンジや、500W程度のヘアードライヤーなど使っていていたのですが、小型のコンプレッサー型の冷蔵庫を繋いだら、動いたり止まったり動作が不安定だったのですが、その後、インバータ側が壊れてしまいました。

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DC/ACコンバーター

モーターを回す物は、起動電力が必用な様です

家電製品で、中にモーターが入っている物(冷蔵庫、エアコン、ドリル等)は、モーターを回し始める時に、定格電力の数倍程度の電力が必用です。(その電力のことを、起動電力と呼びます。)
その為インバータの出力表示が、繋いだ製品の定格電力を上回っていても、起動できない現象が発生する様です。
今まで使っていたインバータは、10年を越えて使用していて、かなり動作自体が怪しく成っていました。そこに頻繁にモーターが始動、停止する冷蔵庫を繋いでしまった事で、壊れてしまった様です。

 

正弦波タイプと矩形波タイプのインバーター

 

インバーターには、出力する交流の波形の違いにより、正弦波タイプと、矩形波タイプがあります。
一般家庭に流れている交流電源は、正弦波です。
その為、矩形波タイプでは、一部の家電(薄型テレビの一部、医療機器、調光器等)が動かない場合があるようです。
価格的には、矩形波タイプが非常に安く購入できるようです。今回購入した2000Wの矩形波タイプで1万円を割っているばかりか、入出力電圧表示や、USB給電まで付いています。
車の中で使いたいものによって、正弦波にするか矩形波タイプにするか、出力電力をいくつにするか決めるのが良いと思います。

 

バッテリーとの接続の注意点

 

インバーターをバッテリーと繋ぐ時、シガーソケットを使うと、取付取り外しが便利です。
また、キー連動もしてくれるので、うっかり切り忘れて、バッテリーを上げてしまう心配もありません。
ただ、シガーソケットには、電流の制限があり、ヒューズの容量を見ると、10~15A程度だとわかります。
インバータ側の電力に対比すると、150W~程度のようです。
なので、150W以上の電化製品を使う場合は、シガーソケット経由ではなく、バッテリー直結で配線する必要があります。
購入した、インバーターには、シガーソケットタイプの接続ケーブルと、ワニ口クリップのついた接続ケーブルが両方付属していました。
使用する、機器によって、接続ケーブルを使い分けろと言うことのようです。

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バッテリー接続コード 2種

冷蔵庫を含め、快調に動いています。

私の場合、TV、ヘアードライヤー、電子レンジ、冷蔵庫を動かしたいので、ヒューズをかませてバッテリー直結でつないでみました。
結果、今まで動かせなかった、冷蔵庫も快調に動いています、ドライヤーも短時間なら、「強」モードが使えます。
さすがに、複数の機器を動かすと、バッテリーの電源供給も追いつかなくなるようで、徐々に電圧が下がります。又は電力を多く使うと、かなりしっかりとファンが回ります。

まとめ

  • 最近は矩形波タイプのハイパワーインバータが結構な安値で購入出来ます
  • 起動電力が定格電力よりかなり高い(冷蔵庫、モーター)製品も2000W表示品なら大丈夫でした
  • インバータには、正弦波タイプと矩形波タイプが有ります、繋ぐ物により選択が必要
  • シガーソケットには、ヒューズが入っているので、150W定格以上の場合は、バッテリー直結接続が良い