車のヘッドライトのバルブを交換してみました

車のヘッドライトが灯いたり消えたりするように成ってしまいました。

 

ヘッドライトが接触不良の様に灯いたり消えたりするように成ってしまいました、最初は少しの時間だけ消えていたのですが、段々と頻度が増して、消えている時間が延びて来ました。
切れるのは、右のロービームだけです。古い車なのでスイッチや配線、ヒューズなども考えましたが、片方のロービームだけ消える事から、最後の配線かバルブの接触不良が怪しいです

早速配線関係やコネクターを点検しても症状は変わりませんでした。

 

 

バルブを確認したらフィラメントが妙な巻きになっていました(これが原因の様です)

 

バルブを確認したら、ロービーム側のフィラメントの巻きが妙に膨らんだ様に変形していました。通常フィラメントが切れた場合、フィラメントの一部が溶断して、隙間ができたりフィラメントが切れて曲がってしまう事が多いのですが、今回はフィラメントが切れている部分は目では確認出来ませんでした。
どうやらフィラメントのレアな切れ方が、切れてから、再度点灯する妙な症状に繋がった様です。

念のため逆側のバルブと交換して直る事を確認して、原因を特定しました。

 

f:id:ikinaridoit:20191222141730j:plain

バルブにはタイプがあります

 

バルブ(ハロゲンライト)には大きさ、定格電流、取り付け、接続形状によりタイプが有ります。ご自分の車のタイプを調べるには、Netで車種、年式から調べられますが、バルブにも直接刻印がありますので、部品を直接見るのも確実で良いかもしれません。

私の車のバルブのタイプは「H4」でした(LEDが安い!)

 

 

自分のバルブのタイプは「H4」で割りとメジャーな、ロービームとハイビーム合体型のようで、種々な種類が選べました。
消費電力違い、色違い、HID、LED等色々なな種類から選べました、特に、LEDの価格破壊は凄く、ブランドを無視すれば1000円代から売られています。ただHID、LEDは、バルブのコネクター側に大きなヒートシンクやファンが着いているものが多く、ライトユニットの後ろ側に空きスペースが有る車でないと取り付きませんので、よく確認してから購入してください。
又、LEDの価格が下がったせいなのか、ハロゲンライトも数年前よりかなり下がった印象でした。

今回は今風の白色5500K(ケルビン)のバルブにしてみました

 

折角交換するので、HIDやLED程では有りませんが、白色寄りの5500Kのバルブを選んでみました。(2本組で1000円払ってお釣りが貰えました)
※バルブ表面に色を着けて変色させているバルブの場合、車検が通らなく成る場合が有るようなのでご注意下さい。

f:id:ikinaridoit:20191222140742j:plain

交換方法は簡単ですが、隙間が狭かったり、直接覗けないので、工夫が必要です。

 

1、ライト裏のコネクターを抜きます

 

ライトユニット裏側についていつ電気コネクターを外します。この時交換するバルブ以外のコネクターと間違わない様に、しっかりと位置を確認してください。

2、防水防塵用のブーツ(パッキン)を外します

 

ネクターのライト側に防水防塵用のブーツがライトユニットにはまっているので、ベロの部分を引いて、取り外してください。
(取り付ける向きが決まっていて、きちんと合わせないと、防水効果が得られません)
※この部分が、樹脂の回転キャップとパッキンに別れているタイプも有るようです。
この状態で、バルブのコネクター側が覗けるはずです。

f:id:ikinaridoit:20191222140757j:plain

3、バルブ押さえばねを、押しながらスライドして、爪から外します

 

ライトユニットごと取り外して作業すれば簡単な作業なのですが、手が入りにくく、半部くらいしか覗けない場合が多いので、結構てこずる作業です。無理に力を入れると曲がったり外れたりしてしまいますので、しっかりと段取りします。
※ライトユニットを車体から外すと、非常に作業は簡単になるのですが、光軸調整が必要になりなすので、あまりお勧めしません。

まずは押さえばねが、爪に掛かっている場所と爪の方向をしっかりと目視します。爪は、2ヵ所有ります。(1ヵ所の車も有るようです)
直接見えない場合は、鏡を使って写したり、反対側のライトユニットを参考にして特定してください。(取り付けの時に役立つので、できれば爪の場所と方向をメモしてください)(携帯を隙間に入れて撮影してしまうのも良いかもしれません)
次にばねが、輪状に成っている部分をライト側に押します、そのまま爪を外す方向に押したまま移動します。
確認した爪の位置、方向が合っていれば何の抵抗もなく外れます。(私の場合は、下図の矢印の方向)
2ヶ所同じ要領で外します。
経験談ですが、偶然的に爪が外れた場合、爪のをはめる時に大変苦労する事に成りますので、事前確認をお勧め致します。

f:id:ikinaridoit:20191222140824j:plain

4、バルブを抜き取ります。

 

押さえばねが外れれば、バルブは、引き抜くだけです。
この時、バルブの回転方向の向きを覚えておきます。
※バルブは特定の角度にしか取りつかない様に、幅の違う足が3本有ります。スペースが有れば、取り付けの時くるくる回しながら角度を決められるのですが、狭い場合は、正しい取り付け角度に準備して取り付けないと上手くはまりません。

5、組立は、分解と逆の順番に行います

 

ここまで来れば、後は新しいバルブに交換して、分解と逆の順番に取り付けるだけです。
注意次項としては、
バルブのガラス部には、素手で触ったり、油分を付着させない事と、防水防塵用のブーツは、しっか向きを合わせて取り付ける事とです。
バルブに油分を着けてしまうと、発光時の熱で割れの原因に成るようです。又パッキンが不完全だと、雨天や洗車時にライトユニット内に浸水し、バルブ切れの原因に成ります。

まとめ

 

ヘッドライトのバルブの交換は、工具不要で基本は簡単です。


実際の交換はエンジンルーム側から行う為、狭かったり、覗けなかったりするので工夫が必要です。


バルブを直接手で触ると、切れの原因に成る事が有るようです。


バルブに色が着いているものを選ぶと、車検が通らなく成る事が有る様です。


防水防塵用のパッキン の取り付けは、確実に行ってください。


最近は、LEDバルブが価格破壊したようなので、取り付けスペースが確保出来る場合は、検討するのも良いと思います。