自転車メンテナンスに必要な工具6品(ママチャリ編)

 

日常の自転車メンテナンスに最低限必要な工具類をご紹介します。

 

自転車のメンテナンスを自分ので行う事はそれほど難しい事では有りませんが、以外と工具が無い為に、やれば出来のに、やる気にならない方も多いかと思います。

最近の工具は低価格でも使える物が増えて来ています。

 

一昔前は、100均一などで買った工具は、ドライバーの先端(ビット部)がねじに負けてつぶれてしまったり、レンチの先端が開いてしまったり、工具として意味の分からない物が多かったは事実です。
ただ、最近では、見た目とか、仕上げにこだわらなければ、問題無く使える物が増えています。
メンテナンス好きな人は、精度が高く長持ちするブランド工具へこだわる方が、大勢いらっしゃいます。私も高級工具の良さに憧れ、日本のKTCや、米のスナップオンなど数点の工具を持っているのですが、 「吸い付く様な嵌合」「工具のシナリ具合で締め付けトルクがわかる」(好みは、別れる様ですが)など、魅力的な工具であることは、間違い有りません。

今回は、ママチャリをメンテナンスする為の最低限の用意するべき工具をご紹介致します。

 

1、モンキーレンチ

 

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通称モンキー、普通のナットなら殆ど、これ1本で回す事が出来ます。又、同じ大きさのナットで空転止めが必要な場合は、同じスパナを2本用意しないで済みますので、1本有ると経済的です。

用途:
普通のナットの締め緩め。
ママチャリの後輪軸のナット径は、15mmです。一般的なスパナにはあまり見かけないサイズですのでモンキーが便利です。(自転車売り場には、14ー15mmと言うスパナが置いてある場合が有ります)
サドルの下のナットもたまに13mmと言うのが有るので、モンキーの出番です。

ポイント:
構造から、少々精度と強度が必要な工具です。激安の粗悪品に当たると数回の使用で壊れる事があります。高級品を買う必要は有りませんが、激安品は、避けた方が無難です。
非常に使用頻度の高い工具なので精度の高い物を用意するのも有りだと思います。

2、ドライバー(ねじ回し)

 

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最もポピュラーな工具で、先端が(+)(-)があります。最近では、(-)のねじを見かける事は、あまり無いのですが、何かをこじったりする時には、便利なので揃えて置くと良いでしょう。

用途:
ハンドルや、フレームなどに止めているチャイムや、リフレクターの取り付け取り外し、変速機の調整等色々使えます。

ポウント:
柄の部分にエラストマゴムを使っている物の方が力が入り易く、痛くなりにくいです。

3、ペンチ

 

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薄板や、ワイヤー等を押さえたり、曲げたり、つぶしたり、切ったり

用途:
通常のメンテナンスでは、あまり出番は有りませんがアクシデントで曲がってしまった、カゴや、泥除けの修理。ナットに傷がついてしまうので、あまりお勧めでは有りませんが、ナットの空転止め等。

ポイント:
ペンチも激安品は、ガタが大きくて掴み具合が今一つの物がありますので、激安品を買う場合は、ガタつきや、かみ合わせをチェックする事をお勧めします

4、スパナレンチ

 

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通称スパナ、普通のナットの締め緩め
モンキーレンチがあればとりあえずナットの締め緩めはできますが、いちいちナットの大きさに合わせて調整するのが面倒ですし、調整幅が少し広いと、ナットをなめてしまうことがあり、注意が必要です。スパナは最初から、ナットに合わせた幅がに成っていますので、サクット作業が安全に進められます。
又モンキーに比べ、ヘッド部がコンパクトなので、狭い部分で取り回しが良いです。

用途:
10-12mm、ブレーキ本体、ワイヤーアジャスター、荷台固定
14mm、前輪軸、サドル(13mm)。
15mm、後輪軸
※上記のサイズは一般的なママチャリの場合です。
特殊な自転車の場合は、実際にナット径を測ってから、購入するのが無難です。
ポイント:
最近は激安品でも問題無く使える物が増えています、(100均で買ったスパナを今も実際に使っています)

5、メガネレンチ

 

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用途は、スパナと同じですが、非常に安定して締め付け出来ます。(なめる事は殆ど在りません)
結果的に安全にメンテナンス作業が進められます。

用途:
スパナと同じですが、より確実に締め付けしたい時にたよりに成ります。

ポイント:
少々びっくりしたのですが、ほどほどの精度と強度のあるメガネレンチが、100均一で買えました。今でも問題無く使えています。

6、6角棒レンチ(ヘキサゴンレンチ

 

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ヘキサゴンレンチとも呼ばれる、工具側が6角棒になっている工具

用途:
ナットの部分を凸にさせたくない所などに、ヘキサゴンレンチを使用している場合が有ります。
この場合は、6角棒レンチ(ヘキサゴンレンチ)が必要です。

ポイント:
必要な太さの6角棒レンチを単品でも売っていますが、10本程の太さ違いを組み合わせで揃えた方が手っ取り早いです。
激安品でも使える物が多いですが、まれに、力を入れると折れてしまう物が有りました。
L字に曲がった部分に、亀裂が無いかぐらいはチェックした方が良いかもしれません。

(番外)ママチャリ専用レンチ(車軸とペダル)

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ママチャリ専用の工具も有ります。
自転車のペダルの取り外しは、通常のスパナや、モンキーより、専用の薄い工具が必要です。
どうせ専用なら、ペダルレンチと車軸ナットのレンチ(前14mm、後15mm)をハイブリットにしたママチャリ専用工具が有ります。
ママチャリのメンテナンスを頻繁に行う方は、1本有ると便利かもしれません。

まとめ

 

最近は、激安でも、ちゃんと使える工具が増えています

ご紹介した6点を揃えるとママチャリの結構なメンテナンスが可能です
激安品だけで揃えれば、1000円以下で揃います