自転車のブレーキワイヤーを交換してみました
- 自転車のブレーキワイヤーは、錆びる前に交換が必要です。
- 自転車のブレーキワイヤーは、それぞれの自転車により長さが違います。
- 長さがの合ったブレーキワイヤーを購入します。
- ブレーキワイヤーを取り外す前に、写真を撮ります
- ブレーキワイヤーを交換します。
- ブレーキワイヤーの取り付けは、外した時 の全く逆です。
- ブレーキレバーの握り量を調整します
- 好みに合わせて握り量を調整してください
- 最後に力いっぱいブレーキレバーを握ってください。
- 仕上げにワイヤーキャップを付けます
- まとめ
自転車のブレーキワイヤーは、錆びる前に交換が必要です。
ブレーキワイヤーは、経年変化やアクシデントで表面の樹脂が剥がれてしまうと、中身の金属が錆びてしまいます。
中身の金属が錆びてしまうと、ブレーキの握りが重くなったり、レバーが戻らなく成ってしまったりします。
安全のためには、表面の樹脂が削れたり、剥がれてしまったときは、錆びがでる前に、新品のワイヤーに交換してしまうのが良いです。
自転車のブレーキワイヤーは、それぞれの自転車により長さが違います。
自転車のブレーキワイヤーの長さがは、自転車の大きさや、ワイヤーの通し方によって、長さが違います。
ご自分の自転車のブレーキワイヤーの長さがを知っている方はいないと思います ので、実際に測るのが、早いです。
巻き取り式のスケールでブレーキワイヤーのアウター部分の長さがを測って下さい。
(売っているブレーキワイヤーの長さがは、10cm単位なので、あまり正確に測る必要は有りません)
長さがの合ったブレーキワイヤーを購入します。
色は黒かグレーが一般的ですが、色着きやパステルカラーのアウターも売っています。
ただ特殊な色の場合、自分ので切って使う場合がありますので、その場合はワイヤーカッターが必要です。
ブレーキワイヤーを取り外す前に、写真を撮ります
ブレーキワイヤー特に後ろブレーキ用は、自転車により結構複雑な経路をたどる場合が有りますので、取り外す前に写真を撮ります。
特にハンドル回りの取り回しを間違えると、ハンドルの角度でブレーキの効きが変わったり、アウターが擦れ易く成ったりしてしまいます。又、途中に結束バンドが有る場合がありますので、結束の順場などちゃんと撮影してください。又、途中で結束バンド止めの部分が有る場合は、同じ太さの結束バンドも用意します。
ブレーキワイヤーを交換します。
まずは、古く成ったりワイヤーを取り外します。
ワイヤーの先端にワイヤーキャップが付いている場合は、カシメ方向の90度方向からペンチで圧縮して、カシメを緩めると簡単に抜けます。
次に、ワイヤーとブレーキを取り付けているナットを緩めます。この状態で、アウター部を引けば、ワイヤーごと外れます。
フレームに付いたダボなどから、アウターを抜き取って行きます。
最後にブレーキレバー部まで来たら、ワイヤーを90度外側に回して、ワイヤーエンドの太鼓部を上下どちらからか抜き取ります。
これで完全に古いワイヤーは、取り外せたと思います。
※ワイヤーの無い状態だと、普段手の届かない所も掃除出来ますので、同時に自動車のクリーニングをするのも、良いかもしれません。
ブレーキワイヤーの取り付けは、外した時 の全く逆です。
まずは、新しいブレーキワイヤーの太鼓部を、ブレーキレバーに90度方向から取り付けます。太鼓の部分が、レバーの中央に収まったら、ワイヤーをレバーと反対方向に回転します。(この時、レバーの根本の摺り割りにワイヤーだけ通して下さい)
ここが終われば、さっき撮った写真を見ながらアウターを配線していきます。
最後まで来たら、ブレーキ本体のアジャスター部にワイヤーを通してから、ワイヤー取り付けねじの穴にワイヤーを通します。(アジャスターは、ロックねじを緩めてから、後の調整用に一番締めきった状態にしておくと、ひと手間省けます)
ブレーキレバーの握り量を調整します
今の状態で、ブレーキレバーを握ると、最後に通したねじの穴部から、ワイヤーが抜けてる方向に動きます。なので逆に、ワイヤーの先端をペンチでつまみ、少し引きながら、取り付けねじを締めます。(最初は軽く締めてください)
一度この状態で、ブレーキレバーを軽く握ってください。
レバーを握り切っても、ブレーキが動作しない場合は、ワイヤーの先端をもう一度つまんで、ワイヤーをひきだしてください。
レバーを握り切る前にブレーキ動作する様に成ったら、取り付けねじを強く締めます。
好みに合わせて握り量を調整してください
ここまで終われば、後はお好みに合わせて、アジャスターを回して、握り量を調整してください。
※通常の調整は、ブレーキレバーの握り量が1/3~1/2が適切と言われていますが、手の大きさや、ブレーキレバーの形、ハンドルの握り方により、握り安さが変わるので、興味の有る方は研究してみてくださ。
ちなみに、私は人差し指をブレーキレバーの下に入れる癖があるのです、1/3以下に調整しています。
最後に力いっぱいブレーキレバーを握ってください。
最後に安全確認の為、ブレーキレバーを力いっぱい握って、レバーの握り量が変化しない事を確認してください。
ワイヤー取り付けねじの締め付けが足りない場会は、握り量が大きく成ってしまいますので、ワイヤー先端をペンチでつまんで引っ張る所から、やり直してください。
ごくごくまれですが、ワイヤーの初期不良で太鼓部分から、ワイヤーが抜けてしまうことがありますので、強く握るテストは必ず行って下さい。
ブレーキが片効きに成ったり、引きずりが発生した場合は、
参考にしてみてください。
仕上げにワイヤーキャップを付けます
安全の為にワイヤーキャップを付けます
(ワイヤーの先端がほつれた状態で、服が擦れると、ストッキングだとデンセンするかもしれません。ほつれた先端は、細いので何かの拍子で刺さる事も有ります。ヨチヨチ歩きの子供が知らずに握ったりした時の事を考えると、必ず付けましょう)
ワイヤーキャップの取り付けは簡単です
ワイヤーの先端にキャップを被せて、ペンチで潰すだけです。
引っ張っても取れないことだけ確認してください。
ワイヤーキャップがない場合は、応急措置としてテープなどを巻くのも良いですが、いずれ外れてしまいます。瞬間接着剤で止めるのもほつれ防止には有効ですが、怪我防止には今一つです。
まとめ
自転車のブレーキワイヤーの交換は、自力で可能です。
交換の前にワイヤーの通り道の写真を撮りましょう。
作業をま違えると大変危険です、特にブレーキレバーを強く握る確認は、必ず行って下さい。
ブレーキが片効きに成ったり、引きずりが発生した場合は、前ブレーキの片効きを直してみました、握り量を調整してみました、を参考にしてみてください。