石油ファンヒーターの故障が分解掃除で直りましたエラー表示「E-0」

石油ファンヒーターが「E-0」エラーで止まりました分解掃除で直りました

 

 

 

トヨトミ製LC-3200Cと言うモデルで既に8年近く使っていて、かなり年期が入っています。

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石油ファンヒータ

「E-0」の意味を調べてみました

 

トヨトミのホームページで、エラーメッセージの内容を調べたら、
「E-0」と表示される場合は、


・過熱防止装置が作動しました。

・温風空気取入口、温風空気吹出口(ルーバー)、対流ファン(一部機種のみ)の掃除をしてから再点火してください。

・ストーブの周囲の障害物を取り除いてください。

とのことでした、


どうやら、ストーブ内部燃焼部付近にある、温度上昇を感知するセンサーが、誤動作して消えてしまっている様です。

 

加熱防止装置が誤動作する原因を考えてみました

 

まずは、空気の流れのが悪いのでは?と思い、ストーブの後ろにある吸気口(プラスチックの網の部分)や、前面の吹き出し口周辺を掃除機で、埃を吸いとってみました。

結果は、掃除機をかけた時は少し長く動きますが、長時間使うと結局消えてしまいます。

試しに、本体の上面にある石油タンクの蓋を開けたまま使うと、少し長くつかえました。


この結果から想定される原因は、

  • 内部の空気流路が埃で詰まり、流量不足
  • 加熱センサー周辺の汚れ
  • ファンの汚れによる流量不足
  • センサーの接触不良
  • センサー自体の故障

あたりが怪しいと、当りを着けました。

 

石油ファンヒーターを分解掃除してみました

 

どうやら、問題はストーブ内部にある様なので、外装をはずしてみることにしました。

外装のはずし方

最初にコンセントと、石油タンクを外します。
正面下側にあるねじを2本はずし、正面パネルの下側を手前に引きながら、正面パネル全体を上に持ち上げると、パネルが外れます。

表示パネルの付いているプラスチックフレームの左右上側のねじを2本外し、続いて本体背面側中央一番上のねじを1本外します、その状態で天面パネルを持ち上げると、そのまま外れます。


この状態でもかなり内部の掃除ができます、配線等の抜き差しも不要なのでかなり安定して作業ができました。

 

もう少しだけ分解してみました

 

ただここまでの分解では、肝心のファンの回りを掃除する事ができないのでも少しだけ、進めることにしました。

※ここからは、配線等にストレスが掛かる場合が有りますので、作業は注意深く進めてください。
特に燃焼ユニットに直接繋がっている2本に気を着けて下さい。


背面側中央部に縦に並んだ4本のねじを外します。

そのまま側面と後面パネルを少し開くだけで、燃焼ユニットの側面側に空間ができます、その隙間か

ら、内部流路とファン本体が覗ける様に成ります。
掃除機の細めのノズルを使って、ファンの回

りや空気流路の埃をすいとりました。

※開きすぎると配線にストレスがかかりますので充分ご注意下さい。


写真の通り、かなりの埃が貯まっていました。

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外装取り外し2

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外装取り外し1

あと、正面から見て左側にある燃焼ユニットの右側面に、燃焼センサーのお尻が見えています、センサーのお尻から上下に向かって2本大型のコネクターが出ていて、そこに配線が繋がっています。

 

この部分の接触を(ガタ)確認しました。

 

少しガタがあったので、コネクターを左右に少しこじりながら軽く引いて、ガタが無くなるまで引きました。

この作業によりコネクターに発生した経年による酸化被膜を剥がしの接触抵抗を減らせると思います。

市販の接点復活剤でもよいですが、デリケートなセンサーには使わないほうが得策です。

(燃焼センサーはシリコンに弱い様です)

 

動作音が静に成りました

 

一通り掃除が出来ので、外した時とは逆の順番で組み立てました、特の組み立て調整するところはなく、パネルをはめて、ねじを締めるだけで完成出来ます。

今回の作業で、「E-0」のエラーは出なく成りました。

作業の副産物として、動作音が静に成りました。
たぶんファンの風切り音の低減と、空気流量が増えた事による、ファンの回転数が下がったのではないかと思われます。

 

まとめ

 

加熱センサーの誤動作は、埃による空気流量低下の可能性がある
少々分解するだけで、ファンなど肝心な部分の掃除ができる
ねじ1種類、9本を外すだけで、分解可能。
組み立ても特に困難な内容はない
ネクター部は経年により接触抵抗増加する事がある

 

別件ですが、石油ファンヒーターの内部を見て、大変驚きました

ストーブと言えば機械製品、と漠然と思っていましたが多種センサー(燃焼温度、外気温、振動、湯面、タンク有無)やポンプ、ファンを搭載した、ハイッテク機器でした。

 

※ご注意、石油ファンヒーターの分解は、火災や不完全燃焼等トラブル発生の可能性が高く有ります、あくまでも、自己責任にてお願い致します。